生まれた赤ちゃんが早産児、低出生体重児の場合、NICU退院後に様々な不安や心配をお持ちかと思います。早産で生まれても、目の前のお子さんは目覚ましいスピードで発達、発育しているのですが、ご両親が想像していたお産や子育てと違ってしまったことで、心配な気持ちが上回ってしまうことも多いでしょう。
今回は体重増加・発育の考え方について、低出生体重児保健指導マニュアルに沿ってお話ししていきたいと思います。
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生まれた赤ちゃんが早産児、低出生体重児の場合、NICU退院後に様々な不安や心配をお持ちかと思います。早産で生まれても、目の前のお子さんは目覚ましいスピードで発達、発育しているのですが、ご両親が想像していたお産や子育てと違ってしまったことで、心配な気持ちが上回ってしまうことも多いでしょう。
今回は体重増加・発育の考え方について、低出生体重児保健指導マニュアルに沿ってお話ししていきたいと思います。
お子さんが産まれてお世話をしていると、突然びくっと手を広げるような動きを見ることはありませんか。これは赤ちゃんに見られる正常な反射の一つです。赤ちゃんは成長の過程でいくつかの反射が出ます。その反射について解説します。
続きを読む手洗いは、感染症にうつらない、うつさないために大切とわかっていても、なかなか日々実践することは、簡単ではありませんよね。
今回は、新型コロナウイルス感染予防を中心に、日常生活の中で日頃から習慣づけたい、効果的な手洗いのタイミングについてご紹介します。
鶏卵は、食物アレルギーの頻度が最も高く、離乳食の時期から慎重に進めている方も多いかと思います。鶏卵は加熱をすればアレルギー症状が出にくくなるので、まずは固ゆで卵から開始します。今回は固ゆで卵をある程度食べられることがわかった後、他の卵料理や加工品をどのように進めていくかをお伝えします。
離乳食での最初の卵の始め方については、「離乳食での卵の進め方」を参照してください。
*明らかに食物アレルギーの症状が出たことがある、血液検査でIgE抗体価が高い、アトピー性皮膚炎がある、などの場合は必ず医師の指示のもとで食べ進めてください。
2016年(平成28年)4月より、生後2か月の赤ちゃんに対してB型肝炎ワクチンの定期接種が行われるようになりました。定期接種化によって、今の赤ちゃんはB型肝炎に対する十分な抗体を持っています。しかし、2016年より前に生まれたお子さんや成人のほとんどは、ワクチンを打っていないため、抗体を持っていません。
続きを読む赤ちゃんのお誕生おめでとうございます。退院時にビタミンK2シロップを処方され、飲ませる理由や回数が気になっていませんか。今回はビタミンK2シロップについて、その必要性などについてご紹介します。
子育てには何かとお金がかかりますが、なかでも「赤ちゃんの耳の聴こえの検査(新生児聴覚スクリーニング検査)」は、地域によって公費補助に差があり、どうしようかと悩まれている方からのご相談が寄せられています。この記事では、なぜこの検査が必要で、いつ、どのように検査が行われるのかについて、お伝えしていきます。
口の中の粘膜に、果物や野菜などの食物が接触することで、口の中がピリピリしたり、イガイガしたりする食物アレルギーを「口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome: OAS)」といいます。花粉のアレルギーが関わって、果物や野菜を食べた時に出てしまう食物アレルギー(PFAS)の症状としてよく見られますが、今回は症状が出た時の対応や注意することについてお伝えします。
食物アレルギーのお子さんがいる保護者の方であれば、「食物経口負荷試験」や「経口免疫療法」といった言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
名前は聞いたことがあっても、両者の違いはご存じない方も多いのではないでしょうか。
今回は両者の違いについて解説します。
両親や兄姉にアレルギーがあると、生まれてくる赤ちゃんもアレルギーになってしまうのではないか、と心配されるのではないでしょうか。何か予防できる方法はないかと考える方も多いでしょう。
今回は食物アレルギーを起こしやすくする要因と予防についてお伝えします。
(本記事は2022年1月31日に一部表記を修正しました。)
赤ちゃんが呼吸しているときにゼーゼー・ゼロゼロと音がしていることはありませんか。
赤ちゃんの喘鳴(ぜんめい:ゼーゼーやゼロゼロという音)で、最も多い原因は喉頭軟化症(こうとうなんかしょう)です。今回は喉頭軟化症についてお伝えします。
双子・三つ子ちゃんの妊娠がわかった時、1人を育てることと何が違うのだろう?とインターネットで調べたり、本屋に行ったりしませんでしたか?双子・三つ子育児に関する書籍・情報は限られており、必ずしも一般的な育児書に書かれていることが当てはまるとは限りません。これから双子・三つ子育児に取り組む親御さんに知っておいてもらいたいことを、双子のパパ小児科医がアドバイスします。
双子・三つ子とわかった瞬間の驚きは忘れられませんよね。他の人とは一味違う妊娠・出産を経験し、お子さんが病院に長い間入院して家族みんなで頑張ったご家庭もおありだと思います。いよいよ病院から退院するとなると、いろいろな疑問が湧いてきますよね。双子育児で日々試行錯誤している小児科医が解説します。
おむつ替えや沐浴時などに、お子さんのおしりの割れ目の中やその近くに、見慣れない小さなくぼみを見つけたことはありますか?そのまま放置してよいのか、受診すべきか、悩まれる方もいらっしゃると思います。その際の対応に関してご説明します。
続きを読む夜遅くまで起きている幼児が増えていることをご存知ですか?2000年の調査によると、22時以降に寝るこどもは、1歳児の54.3%、2歳児の59.2%、3歳児の51.8%、4歳児の38.6%、5~6歳児の39.6%と、いずれの年齢においても、その割合は2000年以前よりも著しく増えています。
日本では「早寝、早起き」という言葉がありますが、早く寝ないと何か影響があるのでしょうか?また、早く寝るための対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
食物アレルギーがある場合、正しい診断に基づいて原因となる食物を必要最小限の範囲で除去をして(食べないようにして)、アレルギー症状が出るのを防ぎます。しかし、原因食物が含まれていても除去が不要であったり、名前が似ているために紛らわしいものもあります。食物別にアレルギーがあっても食べて大丈夫とされているものを紹介します。
お子さんが小学6年生になり、無事二種混合(DT)ワクチンを接種し、「ああ、うちの子の予防接種もこれでやっと終わりね。」と、ほっとひと安心される保護者の方も多いことでしょう。
でも、そのあとにも、忘れないで受けてほしいワクチンがあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンです。
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